空き巣が盗むもので圧倒的に多いのが現金ですが、他にも以下のものを盗まれる被害が多いです。
全国でもっとも空き巣被害が多い愛知県が毎年現金以外の被害品ランキングを公表していますが、
ほぼ毎年、上記10品目がランクインしています。
空き巣が換金しやすいものを盗む理由は説明不要でしょう。
商品券については、空き巣に発見されたら高確率で持っていかれます。
バックや財布、時計については中古市場で人気が高い高級ブランドの被害が中心です。
泥棒は宝石や腕時計な小さくて高価な物を好みますが、換金性が高いものはボストンバッグやコート、美術品、骨董品など、かさばる物でも盗んでいきます。
空き巣は入念な下見を行い、盗もうとする物を事前にピックアップしていることがあります。
中古市場で人気の車やバイクなどは、家の中に侵入して鍵ごと盗まれるケースがあるので注意しましょう。
車やバイクそのものに防犯対策をしていても、鍵を盗まれてしまっては意味がありません。
特に電動シャッターやシャッター付きガレージのある家は、車やバイクを狙った空き巣に注意しましょう。
キャッシュカードやクレジットカードを盗まれた場合は、電話一本で利用停止にすることができます。
さらに暗証番号が分からないと残高の引き出しや高額決済で使えず、利用履歴が残ってしまうデメリットがあります。
しかし、泥棒は本来の所有者が空き巣に気付く前に残高を引き出してしまおうと考えています。
通帳と一緒に暗証番号を書いたメモを入れている方や、生年月日など推測されやすい暗証番号にしていると被害を受けやすいので注意しましょう。
カード類は実際に換金できるか別にして、持ち運びしやすい理由で見つけたらとりあえず盗んでおこうと考える泥棒が多いです。
運転免許証や健康保険証を盗むのは悪用目的です。
貴金属やブランド品を業者に買取してもらう場合は、古物法によって身分証の提出が求められています。
そこで泥棒は、盗んだ身分証を使って身元を偽ります。
このほか、反社会勢力と深い関わりがある窃盗団も多く、特殊詐欺など思わぬ犯罪で悪用されることも珍しくありません。
身分証は盗難届を出した後も悪用される恐れがあるので、空き巣に入られても簡単に見つけられない場所に置くか財布に入れて携行しておくとよいでしょう。
衣類は1着あたりの被害額が少ないのでランキング上位に入ることが少なめですが、衣類を狙った空き巣被害件数自体は非常に多いです。
女性の下着を狙った犯行など、お金以外の目的を持っている泥棒もいるので注意しましょう。
このほか稀少性があるブランド品やプレミア品ではなく、ユニクロなどフリマアプリに出品しても盗品だと気付かれにくい定番の衣類を盗む被害が増えています。
フリマアプリの普及に伴い、ごく普通の衣類や日用品が盗まれやすくなっているので、高価な物を家に置いていない理由などで油断してはいけません。
盗まれそうな物がなくても、空き巣に侵入させないための防犯対策を講じることが大切です。