泥棒被害に遭いやすい家の特徴と犯人の手口と自分で出来る防犯対策のヘッダー画像

泥棒にがピッキングしやすい鍵の種類と補助ロックの効果

ピッキングとその対策のタイトル画像

鍵の種類を変えてピッキングのリスクを未然に防ぐ

通常の差し込んで回すタイプの鍵は、鍵と鍵穴が噛み合うことで、シリンダーが回って鍵の解錠・施錠ができる仕組みです。

 

本来はシリンダー(鍵穴)の形に合った鍵を使わないと解錠できませんが、ピッキングは鍵穴に特殊な工具を差し込んで、鍵がない中で不正に鍵を解錠する行為です。

 

空き巣が玄関から侵入する定番の手法で、簡易的な鍵だと腕が良い人の手にかかれば数秒から数十秒ほどで鍵が開いてしまいます。

 

ピッキング対策は鍵交換補助鍵を付ける方法があります。

 

 

 

鍵によってピッキングのリスクが違う

鍵の種類

 

鍵の種類によってピッキング被害に遭うリスクが変わってきます

 

シリンダー錠
ピンシリンダー 簡単に開けられてしまう、鍵の片側のみギザギザした形状
ディスクシリンダー ピッキング被害の多いタイプ、鍵穴が「くの字」で両側がギザギザ
ロータリーディスクシリンダー ピッキング難易度中、ディスクシリンダーの改良版
ディンプルシリンダー ピッキングされにくい、ギザギザした形状ではなく平面部分に丸い窪みが複数ある
マグネットキー ピッキングされにくい、マグネットの配置によって噛み合わせるタイプ

 

差し込むタイプの鍵の場合、玄関で使用するならディンプルシリンダーが現在の主流になっています。
ピッキング技術は年々向上していて、側面がギザギザしている形状の鍵は全て簡単にピッキングされてしまいます

 

古い鍵を使っている方はシリンダー交換をオススメします
業者に依頼した場合でも工賃、出張費込みで2~3万円ほど。シリンダー交換だけなら形状を合ったタイプを買えば自分でも簡単にできます。

 

 

 

電子キー
鍵穴のあるタイプ 補助キーの形状によってリスクが変わる
鍵穴のないタイプ ピッキングリスクなし

 

電子キーはカードタイプ生体認証タイプ暗証番号タイプなど複数の種類があります。

 

紛失、故障、電池切れ、停電などのリスクに備えて、差し込むタイプの鍵も用意されているタイプがあります。

 

差し込む鍵を使って開けられるタイプシリンダー錠とリスクは同じです。

 

 

 

簡易的な鍵のワンドアツーロックは意味がない

ワンドアツーロックのドア

 

ピッキング技術は向上していて、ひと昔前までは簡易的な鍵でも数分以上かかったため、玄関に2つのシリンダー(主に同じ鍵)を設置するワンドアツーロックでも高い防犯効果がありました。

 

現在は簡易的な鍵は短時間でピッキングできるので、ワンドアツーロックでは意味がありません

 

ディンプルシリンダーマグネットキーなど、ピッキングの難易度が高いタイプであればワンドアツーロックで効果を得られます

 

 

 

補助ロックの効果

補助ロックは玄関ドアの上部などにメインの鍵とは独立して新たな鍵を取り付ける防犯対策グッズです。

 

暗証番号タイプや電子キーなど幅広い種類があり、工事不要で取り付けできるものが人気です。
鍵穴のないタイプの補助キーは防犯性能が高く、電池を使わない暗証番号方式の人気が高いです。
メインキーを暗証番号方式にすると、よく押す番号だけ手垢や汚れ、サビの発生状況でバレてしまうことがあります。

 

補助キーを付けて長時間外出するときだけ施錠すれば、番号を見破られるリスクがないためメインキーよりも高い効果を得られます。

 

 

 

まとめ

シリンダー錠には複数の種類がありますが、ギザギザしているタイプは全て交換することをオススメします。

 

主流になっているディンブルシリンダーがオススメですが、腕の良い鍵開け業者は破壊せずに解錠できるので、近い将来には泥棒の間でピッキング手法が広まるかもしれません。

 

 

まずは防犯性の高いシリンダーや鍵穴のない電子キーに交換することから始めて、メインキーだけの対策で安心せずに補助ロックを使うなど2重、3重の防犯対策を講じることをオススメします。