泥棒は犯行におよぶ前に下見をしてターゲットにする家を選定しています。
特定のエリアに何度も下見で足を運ぶ場合や、窃盗団が組織的な犯行を及んでいることが多いです。
そこで泥棒は下見をして、情報を得た家にマーキングをするケースがあります。
泥棒がマーキングをするのは、主に以下の目的があります。
マーキングは大きく分けて住人にバレてもいいと思ってやるものと、バレないようにやる事例があります。
大胆な犯行では、表札や郵便ポストに油性マジックで大きく記号を書き記しています。
分かりやすいマーキングの場合は、消さずに残しておくと防犯意識が低くて空き巣しやすい家だと思われるので注意しましょう。
組織的な犯行をしている窃盗団などは、初めて訪れる仲間でも気付けるマーキングをすることが多いです。
具体的には郵便ポストや表札、玄関ポストなど場所を決めて、比較的大きなマーキングを付けています。
個人で動いている泥棒の場合は、第三者に発見されにくい場所にマーキングを付けることがあるので、完璧に発見するのが困難です。
表札やポストに大きな字で記号を書くなど分かりやすいマーキングをされた場合は、豊富なノウハウを持つプロの窃盗団に狙われているかもしれません。
この場合はマーキングを消すだけで被害に遭うリスクを大幅に軽減できます。
泥棒によってマーキングで記録する内容は様々ですが、以下のようなマーキングを付けるケースが多いです。
複数の記号や数字が記載されていた場合は、家族構成や行動パターンなど細かい情報までリサーチされている可能性があります。
このほかシールを貼ることや小さな傷を付けることがあり、昨今はマーキングを付けないでスマホ内の記録やネット上で情報共有しているケースもあります。
インターネット上では男性「M」、女性「W」、単身「S」、ファミリー「F」などとマーキングする事例を紹介されることが多いですが、昨今は意味を理解しやすいマーキングをする泥棒が減りました。
マーキングはインターネットが無かった時代に普及した泥棒の手口です。
昨今はスマホで写真や地図情報の共有を簡単にできるようになったため、家に直接多くの情報を残すことが減っています。
一部で管理番号をマーキングして、ネット上で細かい情報を確認できるようにしていることもあります。
写真や地図アプリを使ってマーキングを一切しない泥棒が増えているので、マーキングされた痕跡がなくても油断しないようにしてください。
一方で空き巣で狙いやすい条件が揃っている家だと、泥棒の管理ツールでフラグを立てられるなどして、集中的に狙われるリスクが高いです。
マーキングを発見したらすぐに消すことはもちろん、マーキングの有無を問わず防犯対策を徹底させるようにしましょう。
住人に発見できるマーキングをしない泥棒が増えているので、マーキングだけに偏った防犯対策にならないように注意してください。