泥棒被害に遭いやすい家の特徴と犯人の手口と自分で出来る防犯対策のヘッダー画像

泥棒が犯行前の下見で念入りにチェックする家の特徴

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どのような家が狙われやすい?

プロの泥棒は必ず下見をしています。侵入することが容易であることはもちろん、住民の服装や自家用車などから経済力を把握することで、どのくらいの年齢の人が住人なのかチェックしています。

 

空き巣被害の多い家の特徴

 

空き巣被害の多い家の特徴をご覧ください。

  • ポストに郵便物が溢れている
  • 玄関の鍵穴がひとつ
  • 近所付き合いが少なそうな地域
  • 玄関までの侵入が容易
  • 逃走経路を確保しやすい
  • 管理人のいないマンション
  • 目に見える防犯対策がされていない
  • 行動パターンが一定
  • 家の外から留守なのか容易に判断できる
  • インターホンがモニター式以外

 

 

泥棒は状況によって手法や作戦を変えます。

人通りが少なくて死角も多く、周囲の目を気にせずにピッキング作業できるような環境を好む泥棒もいれば、近所付き合いが少なそうな集合住宅や住宅街で、業者になりすましてインターホンを押して、応答がない場合は人目を気にせずに白昼堂々と犯行に及ぶケースもあります。
作業服を着ている人が玄関で作業していても、近所付き合いがなければ、いちいち業者に声はかけないものです。

 

ポイントになるのは、留守が明白であることや防犯対策を一切していないことです。

 

一戸建ての場合は、玄関に入る前の門に南京錠を付けたり防犯砂利を敷いておく。集合住宅は補助ロックを付けておくなど、なにかしらの防犯対策をしている家は、侵入を試みようとしたときに2重、3重の防犯対策をしていると泥棒は疑ってきます。

 

防犯対策は、突破するための難易度だけではなく安価な方法でも防犯意識が高い家であることをアピールして、泥棒の標的にされにくくするメリットがあります。
泥棒は簡易的なものであれば2重、3重の防犯対策も簡単に突破できます。しかし、防犯意識の高い家は侵入できても家の中で金目の物を隠していることが多いため、収穫を得ることが難しい家だと判断します。

 

防犯対策する場合はこの知識を頭に入れておくとよいでしょう。
防犯のプロと言えばホームセキュリティ会社ですが、実は鍵開け業者も防犯に関して詳しいです。
鍵開け業者は防犯に関する知識も豊富で、防犯対策の相談も可能です
特に、鍵の救急サポートセンターのように「防犯設備士が多数在籍」と明記してあるような業者を選ぶと良いでしょう。

 

 

 

行動パターンから警戒するタイミングを知る

家族構成や仕事内容などの行動パターンによって、泥棒に狙われやすい時間帯や環境が異なります。

 

代表事例をまとめました。

 

  • 夫婦共働き、1人暮らし → 平日の日中
  • 車が他県のナンバー → お盆、正月など。車がない時間帯
  • 専業主婦のいる家 → 週末
  • 高齢者のみの家 → よく外出する時間帯
  • 高齢者や専業主婦が少ない地域 → 平日の日中
  • 高齢者や専業主婦の多い地域 → 不在にしている際の夜間・深夜

 

専業主婦のいる家は、平日は出入りが激しく、予定によって帰宅時間が変わります。
専業主婦だと週末に家族で出かけることが多いため、家族全員で長時間不在にする時間を狙います
1人暮らしや共働きの家は休日でも家にいるケースが多いので、仕事に行ってる時間帯を狙います

 

主婦や高齢者が近所で井戸端会議を頻繁にしているような環境は、白昼堂々作業すると近所の人から声をかけられるなどリスクが高いです。
近隣住民の交流や日中の活動量が多い場合は、夜の遅い時間の不在時間帯を狙います
近所付き合いが少なそうな地域集合住宅の場合は、白昼堂々と犯行に及ぶケースが多いです。

 

 

 

 

高齢者を狙った追い出し盗が増加

追い出し盗のしくみ図

 

家に人がいることが多い高齢者は、長期間家を空ける時を除いて泥棒には狙われにくく、詐欺や訪問販売のターゲットにされるケースが多かったです。

 

最近では高齢者をターゲットにした追い出し盗が増加しています

 

追い出し盗」とは2人組み以上の窃盗団による犯行で、1人が市の職員などを装ってゴミの収取場所や分別方法が変わったので説明するなど、なんらかの理由で家の外に誘い出します。住民を家の外へ誘いだしたのをみて、共犯者が家の中に不正侵入して金品を盗む手口です。
業者や市の職員が来て一時的に家を空ける場合は、名刺を確認し役所に電話で裏付けをとることが大切です。また、短時間家から外出する時でも訪問による誘い出しの場合は、玄関や窓の施錠をしっかりしておくようにしましょう

 

また、高齢者に鍵の紛失などが起きた場合、慌ててどのような対応をすればよいのかわからなくなってしまうといった事態も想定されます。トラブル時の鍵開けの際は信頼のおける業者を選べるようにあらかじめ備えておき、その後の鍵紛失予防や防犯対策もしっかりできるようにしておきましょう。

 

 

プロは鍵穴を見てすぐに判断できる

玄関からの侵入はピッキングによる犯行が多く、シリンダー錠の種類によってピッキングの難易度が変わります

 

カギの平面部分に凹凸が入ったディンプルキー磁石の噛み合わせを利用したマグネットキーピッキングされにくい防犯カギです。
ギザギザの形状をしたディスクシリンダーピンシリンダーロータリーシリンダーは腕の良い人だと数秒から数十秒程度でピッキングをされてしまいます。

 

ピッキングしやすいカギは、鍵穴を見るだけで簡単に判別がつきます
ワンドアツーロックの対策をしていても、ピッキングしやすいカギになっていたら泥棒に狙われやすいです。

 

カギや防犯対策はひとつでも防犯性の高いカギを使っていれば、正面突破されるリスクを下げることができます

 

大手通販サイトなどで購入できるスマートドアロックやサムターンカバーなどを導入すると、防犯性を格段に高められます。

 

ただ、防犯性の高い鍵は破綻されにくいものの、紛失した際の対処が大変だというデメリットも伴います。
万が一鍵を失くした場合、ドアを物理的にこじ開ける、シリンダーを破壊する、窓を外す以外に取れる方法がほぼありません
余計に高くついてしまいますので、最寄りの業者に鍵開けを依頼してみてください。

 

最寄りの鍵開け業者を探す
https://www.cma-j.org/